癒しの T-Garden 赤い海の旅人

くせ 38

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「・・・?」

『・・・』

「よそ見しない」

ユノが 僕の顔をじーっと見ていたことは
すぐにわかった

『へへ バレた?』

「当たり前だろ?
こんな近くで見てたら誰だってわかるよ」

『チャンミン 綺麗だね』

「こらっ 大人を揶揄うんじゃないぞ?」

『揶揄ってなんかいないよ
俺 ずっと思ってたもん
小さい時からずっと
チャンミンが世界一綺麗だなあって・・・』

「何言ってるんだ」

『本当のことだよ?』

「綺麗とか言われても嬉しくないなあ
僕 男だしね」

『チャンミン 今どきはね
男も綺麗になりたいんだよ?
眉とか整えたりしてる奴も
結構多いんだから』





これじゃあ 
全く勉強にならない




「ユノ? 勉強教わる気 あるの?」

『あるある 大ありだよ』

「僕には そうは見えないんだけどなぁ」

『チャンミンに勉強見てもらえるなんて
嬉しくてさ』

「じゃあ 一生懸命しよ?
ちゃんと教えてあげるから」

『は〜い 
ずっとチャンミンのこと見ていたいんだけどな
仕方ないから少しは勉強する』

「何だよ? それ」

『俺 サッカー結構忙しいだろ?
前みたいにチャンミンとゆっくりする時間が
もっと欲しいんだよね』

「いつも家では一緒なのに」

『家事の手伝いも頑張るからさ
それに
部屋も分かれちゃったのに俺一人で
いい子に寝てるじゃん』

「うん そうだね」

『だから俺にもっと優しくして?』





どうしてそこに行き着くのか?
よくわからないけれど
ユノは少し寂しいのかもしれない

夜 一人で寝るということは
きっと気が進まなかったんだろうなと
容易に想像はできた

「チャンミンはいつもユノに
優しくしてるつもりなんだけどなぁ〜
美味しいご飯も一生懸命考えて作ってるんだけどなぁ」

『わかってるよ 感謝してるって』

「ふふ わかったよ」

仕方ないなぁという顔をして
ユノの頭に手を置いた





すると 突然ガタンと音を立てて
ユノが椅子から立ち上がり

『チャンミン ありがとー
大好き ちゅっ』

なんと いきなり僕に抱きついて
頬にちゅっとキスをしたのだ

「ちょっ ユノー」

『やっぱり 俺のチャンミンは最高』

「ユノ」

『絶対チャンミンを守るからね』

また 決意のようなことを口にした

それを嬉しいと思う自分もまた
ユノが特別な存在なのだと
思い知らされた夜だった





✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️✏️

少し短いですが
出来るだけ毎日読めた方がいいかなあと思い
更新しました♪



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WHITE HEAVEN 〜 魅惑のマッサージ 〜 15

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腐界(海)の住人 Mink です♪



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WHITE HEAVEN ~ 魅惑のマッサージ ~ 14

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くせ 37

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「新しいクラスはどう?」

『ドンへと一緒になった』

小学生の頃 トラブルを乗り越えて
仲良くなったドンへ君とは
その後も繋がっていた

ユノの方が ぐんぐん上達してしまった合気道は
ドンへ君の方が早く辞めたけれど
同じ地元の中学に進んだ二人は
また サッカー部で一緒になったのだ

クラスが一緒になったのは
中学では初めてだった





「良かったじゃない」

『うん あいつ 漫画にも詳しくてさ
楽しいんだよ』

「へえ サッカー部でも一緒だから楽しいね」

『うん まあ引退までだけどね
あ そうそう 
今度 早速面談があるんだってさ』

ユノが学校からの手紙を鞄から取り出した

来春は高校受験を控えた身
これから この先のことも
話し合っていかないとならない時期に来ていた





「2週間後だね」

『うん それまでに進路の希望を考えておけってさ』

「ユノは 本当に東方高校に進むの?」

冷蔵庫からジュースを取り出して飲むユノに聞いた

『そのつもり
俺 絶対にチャンミンと同じ高校に入りたいんだ
大学も行く
で ちゃんと自分でお金を稼ぐようになって
チャンミンに恩返しをしたいんだ』

「ありがとう
嬉しいけど ユノがしたいことがあったら
その道へ進んでいいんだよ?
ユノが健康でいてくれて
無事に成人してくれれば それが十分恩返しになるんだよ」

『チャンミンはいつも そう言うけどさ
俺はチャンミンを守るって決めてるの』

また・・・





ジュースをコップ2杯一気飲みしたユノが僕を睨む

『俺も一応 男だからね
そろそろ人生設計を考えないとね』

「凄いね 
でも そんなに がんじがらめにしなくてもいいんだよ
高校に入ったら また考えも変わるかもしれないから」

『もうっ うるさいなぁ・・・
いいの 俺のモチベーションなんだから』

「はいはい ごめんね
じゃあ まずは東方高校に合格しないとな」

『おー でさ チャンミンにお願いがあるんだ
俺 今の成績じゃ多分無理だろ?』

「そうだね もう少し頑張らないと厳しいかな?」

『チャンミン 家庭教師やって』

「えっ? 家庭教師?」

『夏まではさ 部活もあるし
塾とか通うのはちょっと無理そうだからさ
チャンミン 東方高校から東方大学だろ?
頭いいんだから 教えて?
無料の家庭教師』

「んー そうだなあ・・・
じゃあ 風呂掃除とゴミ出しの手伝いで手を打つか」

『えーっ? しっかたねぇなぁ・・・
わかった じゃあ お願いします』

「しっかたねぇなぁ・・・」

ユノのマネをして答えた





『チャンミン 迫力なさ過ぎ』 

「悪かったな」

『じゃあ 早速風呂掃除教えて』

「じゃあ 今日からね」

『うん でさ 部活終わったら 
塾に通いたい いい?
たくさん 手伝いするから』

「OK じゃあ 頑張って」

その日から
ユノが家の手伝いを始めた





僕に負担をかけさせないようにしているのか
部活を引退してから塾に行きたいと言った

それまでは 
僕が家庭教師とはユノも考えたものだ

僕の負担も責任も増えるけれど
もともと勉強は好きなほうだったから
そんなに難しいとは思わなかった





ユノは すると言ったら
頑張ってする子だった

小さい頃から
とても頑張り屋さんで
僕は 誇らしかったことを覚えている

『じゃあ チャンミン
今夜から よろしく』

「今日から?
よし じゃあ 計画を立てよう」

ユノの得意な科目
苦手な科目
今の現状を把握しておかなければならない

今日は ガイダンスとしよう





晩御飯を食べ終えた後
ユノの部屋に行き
机に向かうユノの隣に座った

3年生に進級した初日の実力テスト

その答案を見せてもらった

数学は ユノの苦手分野の一つ
英語の成績も芳しくなく
成績を伸ばせる余地は大ありだということは
一目瞭然だった

答案を熱心に見る僕の横顔を
ユノが じっと見ていた





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