赤い華 66
どうして
俺はユノさんを覚えていたんだろう?
一度も話したこともなかった練習生時代
ただ美しいダンスをする人だなって
見惚れていただけなのに・・・
部屋の窓から見るホテルのプライベートビーチは
人もまばら
夕飯時だからなのか
客と思われる人たちは殆ど引き上げた後で
浮輪やパラソルなどを片付けている係の男性が2人
プールではギリギリまで
遊びたい子供たちと数人の大人
子供のはしゃいだ声が響き渡る夕暮れ
全部屋についたバルコニーから
そんな様子を眺める
あの赤い小さな花は何というのだろう・・・?
プールサイドに揺れる 赤く小さな花
東京とは違う空気
リゾートホテルには シングルルームはなく
俺の部屋もツインルームだ
ビジネスホテルとは違い部屋も広い
開放的な空間
身体の大きな自分には
やはり少し広めの部屋が落ち着く
夕陽が反射する美しい海を眺める時間は
癒し以外の何物でもない
仕事中のユノさんを思い
1人で ぼんやりしていた
陽が暮れたら海岸に出て
散歩してみようか・・・
自分が何をしに来たのか わからないまま
ルームサービスを頼んだ
簡単なサンドイッチとコーラで
腹を満たす
音を立てない静かなスマホを確認しては苦笑い
ユノさんからの連絡はない
まだ撮影をしているのだろうか?
ベッドに寝転がると
このまま まどろんでしまいそうだ
ああ 本当に少し眠い
ラインの通知音で目が覚めると
もう外は真っ暗で
陽が完全に落ちたことを知る
手に握ったままのスマホを開くと
ユノさんからだった・・・
”撮影 終わり
思ったよりも遅くなった~
これから ご飯なんだ
チャンミンは何してるの?”
やっぱり まだ仕事だったんだ
きっとスタッフさんたちと
大勢で ご飯を食べるんだろうな
スタッフには結構女性も混ざっていたような・・・
きっとスタッフの間でも
ユノさんは人気者に違いない
これは ライブのときにも感じたこと
少しして
”海を見てます”
送信してから気が付いた
あ・・・
海なんて書いたら
変に思われやしないだろうか・・・
幸い なかなか既読にならないのは
もう食事中だからなのかな?
ホッとしてスマホを閉じ
シャワーを浴び
外の空気を吸うために部屋を出た
時計を確認すると
もう9時近かった
❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️
一昨日は本当に久しぶりに
ユノとチャンミンの2人揃った姿が見られましたね
公式ではないものの
ユノの姿を見ることができて嬉しかったです♪
ユノ 少し痩せたみたい・・・
緊急事態宣言も全面解除ですが
活動はもう少し先かな?
日本に来てくれるのは来年かな?と思い
大人しく待つことにします🥳
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教えて下さったス○○さん は○○んさん
ありがとうございます😊
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