癒しの T-Garden 赤い海の旅人

赤い華 7

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”釘付け” という言葉は
こういう状態を指すのだろうか


俺に凭れかかるサラの手を握りながら
心ここにあらず・・・


1人暮らしの女性にしては少し大きすぎると
思われるほどの大画面のTV


その大きささえも
この男には小さいのではないかと思ってしまうくらい
金髪の存在感は際立っていた





客席は殆ど女性だったけれど
たまに混ざる男性の野太いかけ声


必ずと言っていいほど
男性の声には反応する金髪が逞しく見えて
少し羨ましく思ったりした





”先生? ねぇ チャンミン先生?”


「あ? ん? 何?」


心の中を見透かされないように
すぐ近くにあるサラの顔に向けて
右目を細めて満面の笑みを向ける


”ああ やっぱり 素敵
先生はハンサムだわ”


そう言われて嬉しくないわけはない


サラは本当のことしか言わないから・・・


顔を更に近づけてきたサラが言う


”ユノに見惚れていたでしょう?”


「思ったよりも人気あるんだなと思ってね」


”先生もユノも本当に素敵だけど
先生のことを じーっと見つめるユノにも
ユノのステージに釘付けになる先生にも
なんか 嫉妬しちゃう・・・”





自分の中に
今まで感じたことのない
不思議な感情が見え隠れしていることに
俺は自分で薄々気づいていた


もっと観たい


もっと知りたい


どうして そんな風に思うのか
わからないけれど


誰にも心を動かさないと 
動かすこともないだろうと
思ってきた自分の自信が 
脆くも崩れてしまいそうになるような
危うい感覚に支配されていた





この日は
看護師たちと毎晩会うようになってから
初めて 早く家に帰りたいと思った


「サラ 悪いけど今日は もう帰るよ」


”先生・・・”


サラは少し考え込んでから


”じゃあ 蕩けるようなキスだけで勘弁してあげます
ユノが来る日の担当も 私にしてくださいね?”


「サンキュ サラ」


いきなり強く激しいキスを仕掛けて
サラが甘い喘ぎ声を出したところで
やめた・・・


「じゃあ お休み」


トロンとした目を俺に向けたサラが


”本当にいいんですか?”


俺の股間に手を伸ばして ギューと握った


「ん・・・今日は休業・・・」


サラの手を そっと外した


反応を見せない自分の分身に
今までとは何か違うことが起こっているのだということが
はっきりとわかった瞬間でもあった





自宅に戻り 
サラの部屋で一緒に観た
金髪チョン・ユンホのDVDを
ネットで注文してしまったことは
誰にも言えない


気持ちの悪い自分・・・


来週の診察が待ち遠しく感じたことも
誰にも言えない・・・





💽 💽 💽 💽 💽 💽 💽 💽 💽 💽 

チャンミンらしからぬイメージで
戸惑う方もいらっしゃるかと思いますが
完全なる妄想の世界なので
色々な人間になってもらってます
こんなチャンミンも見てみたいものです😝



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