癒しの T-Garden 赤い海の旅人

赤い華 1

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“先生 急患だそうですっ!“


「何? もう帰りたいんだけど・・・
断れない?」


“それが その・・・“


「約束 あるんだよね~
断ってよ」


“それが もう来ちゃってて・・・“


「はっ? 何で?」





個人のクリニックは
自分の自由になるところがいい


都心にあっても
閉院時間を午後5時にしたのは
早く帰りたいからだ


プライベートは重要だからな


5時と言っても
診察が長引けば遅くなるのだから
帰れる時は できるだけ早く帰りたいのだ





それでなくても
今日は閉院時間を とっくに過ぎている


こんな小さなクリニックでも
結構繁盛しているのだ


どうしても断れない近所のお婆ちゃんが来たから
看護師を1人だけ残して
仕方なく診察をしていたけど・・・


ちぇっ!


ついてないな・・・


脱ぎかけた白衣のボタンを留めたとき
大きな男が2人
診察室に入って来た





“すみません 急で・・・
かかりつけのお医者さんが不在なんで
ちょっと診てもらえませんか?“


喋る男の肩に腕を回して
下を向いている もう一人の男


足でも くじいたか?





「どうしました?」







“ちょっと ダンスの練習中に足をひねったみたいで
暫く立てなくなって・・・
痛みが酷いなので
診てもらったほうがいいかと思って連れてきました“


喋れないのか?


男のくせに足を挫いたくらいで
人に支えてもらった上に
説明まで してもらって
女々しいヤツだな


そう思い
診察用のベッドに座らせるよう
付き添いの男に言った


“ありがとうございます
大丈夫か?“


『あうっ!』


相当痛そうだな・・・


顔を しかめているのか
ずっと下を向いたままで顔が見えない


診察をするために
女々しい男の前でしゃがみ
挫いたらしい足を触った





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