癒しの T-Garden 赤い海の旅人

HOTEL T の秘め事 114階

HOTEL T 61-扉絵





ユノと僕の二人しかいない静かなチャペルの中
そんなに深くはないけれど
全身で愛を感じるようなキスをした

ゆっくりと唇を離して
お互いが顔を見合わせる





『チャンミナ このチャペルの運用は来月からだって知ってるか?』

「勿論ですよ」

社内外に宣伝を兼ねて
社内通達を出したり
見学の機会を設けたりしていたのだから
知らないわけがない

「僕は あなたの有能な秘書ですよ」

『そうだな 仕事もプライベートも
心も身体も 全てが俺の相棒だ』

「何ですか いきなり・・・」

『このホテルのチャペルで挙式したいとか
ここでの挙式はとても素敵だったとか
思ってもらえるような場所にしたいんだ』

「そうですね 社長が手掛けた新しい試みです
僕も そう思います」

『営業に もっともっと頑張ってもらわなければならないな・・・
チャンミナの知り合いの結婚式でもいいぞ
予約が取れないくらいに人気のチャペルと会場にしよう
どんどんアイディアを出してくれ
広報にも更に頑張ってもらわないといけないな』

「そうですね
僕も探してみます」

それからユノと僕は広報や営業も含めて
数日にわたり何度も打ち合わせを重ねた

こけら落としじゃないけれど 
チャペルオープン初日の挙式は
ここ ”HOTEL T RESORT” のある
北海道東方町の町長の娘の式に決まった





きっとホテルも華やぐだろうな

綺麗な若い女のコが沢山来て賑やかになるだろうな~

『何を考えてる?』

「チャペルのことですよ・・・
予約でいっぱいになるといいなぁって」

『嘘つけ どうぜ巨乳の女のコが沢山来るといいなあとか
考えてたんだろ』

「どうして わかるの?」

『チャンミナの考えそうなことだ
スケベだからな』

「僕はそんなこと考えてないですって」

『じゃあ 何を考えてたのか教えろ』

「式が増えれば女のコが沢山来て
”私も~” って挙式希望者が増えるかもって思っただけです」

『ほら 女のことを考えてたんじゃないか』

「違いますよ
巨乳のことは考えてませんでしたよ」

『本当に油断ならないな チャンミナは・・・
今日は早く帰るぞ』

「・・・」

『巨乳のことなんて考える余裕がないようにしてやる』

「はっ?」

『チャンミナには俺だけだ』

「そっ・・・そんなの
わかりきってるじゃないですか・・・」

わかっているのに からかうんだから・・・

『色々と確かめあわないとな』

これ以上 何を確かめるというのか・・・?

「じゃあ 僕もユノを確かめるよ・・・」

『たっぷり確かめてくれ・・・』





短い会話の中に
ユノの独占欲が見え隠れする・・・

嫉妬されるのも嬉しくて
たまに巨乳の話をしたらいいかなとか
姑息なことを考えてしまった





しかし この夜
その考えが大きな間違いだってことを
嫌というほど思い知らされることになろうとは
夢にも思わなかった

その晩も腰がガクガクになる程
ユノに愛されたのだから・・・

正直なところ
仕事のある前日は
あまり激しいのは無理だ

でも・・・

それだけ愛されてるってことなんだと思うと
ユノとの関係を大切にしなければと
心の底から思うのだった





翌朝

『チャンミナ おはよう』

「ん・・・」

『朝ごはん 食うか?』

「起きられません」

『どうした?』

「はっ? ご自分の胸に手を当てて
よ〜く思い出してくださいっ」

『あ〜こうだな
うん 思い出す』

「・・・」

『チャンミナ 可愛かったなぁ・・・
声も仕草も表情も
あっ 思い出したらこんなになっちゃたよ』

「この変態」

『チャンミナ?』

「今日は有給休暇を取らせていただきます」

僕はブランケットを被ってふて寝した





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