癒しの T-Garden 赤い海の旅人

絶景湯 27℃

20210119180830b91.jpeg






“遅くにありがとさん
気持ち良かったよ“

「ありがとうございます
またよろしくお願いします」

常連さんに挨拶をして
その日の営業を終えた





ユンホさんは今頃
何をしているのだろう?

風呂上がりのビールでも飲みながら
のんびりしているだろうか?





ユンホさんとのキス
重なった時の体温と胸の鼓動
直近で見た
ユンホさんの円らな瞳

急にユンホさんを近くで感じる事になり
僕は少し恐くなった

僕とユンホさんは
“そういう関係“ なわけで

いや 正確に言うと
“そういう関係“ になることになったばかりで
まだ “そういう関係“ らしきことは
何もしていない





週末のデートが楽しみだ
この間 一緒にランチはしたけれど
あれは ただの食事だ

今度のスパは
ユンホさんが誘ってくれた
初デートになるんだ

もう一度 一緒に風呂に入りたいと
お互い思っていたことが現実になる

楽しみで楽しみで仕方ない




僕は 浮かれ気分が
顔に出ていたのか
人生の大先輩であるお婆ちゃんには
すぐにわかったようだ

“チャンミン 何かいいことがあったんじゃない?“

「まあね そんな大したことじゃないけど」

僕にとっては 大したことなんだけど
さも なんでもないことように振るまう

“彼女でもできたのかと思ったよ“

「そんなんじゃないよ」



だって彼女じゃないし・・・



彼女だなんて言ったら
連れてこいだの 写真を見せろだの
これからも色々聞かれるに決まってる

それに お婆ちゃん世代の人には
男同士の関係なんて
あまりに突拍子もないことに思えるだろうから
言わない

ジャンダーレスとか
性同一性障害とか
自分とは全く関係のない世界のことだと思っているみたいだから
僕とユンホさんの関係を知ったら
目を覚ませと言うに違いない

僕の想像ではあるけれど
余計な心労はかけないに越したことはないのだ





「そうそう お爺ちゃん 具合どう?」

“もうすぐ退院できそうだよ
チャンミンももう一回くらい
お見舞いに行ってあげたら喜ぶのに“

「そうだね 顔 出すよ」

“そうしてあげて“

僕は不義理な孫だなあ・・・

お爺ちゃんには可愛がってもらったのに・・・





お爺ちゃんが退院したら
僕は どうしようか?

就活もしなくてはならないけど
お爺ちゃんの体調で
この銭湯の仕事をこれからも続けていくことは
そう簡単なことではない

両親曰く 
おじいちゃんの代で
銭湯は終わりにするようなことを言っていた

お父さんも銭湯は継がなかったから
心配ではあるみたいで
今後のことをお爺ちゃんに聞いた時に
そう言っていたらしい

結論は出ないまま
週末を迎え
僕は 大好きなユンホさんと
スパでデートの運びとなった

前の晩から胸がドキドキして
幼稚園児の遠足前夜みたいな気分だ

知恵熱を出さないようにしないと・・・





デート当日は 晴天だった

ユンホさんとは 
実は自宅が近いみたいだけど
僕たちは 敢えて 
行き先のスパ最寄りの駅で待ち合わせをした

自宅近くでは 
近所の知り合いに見られるのも
後々面倒だから・・・





これから一日中スパで遊べる

ユンホさんと裸のつき合い

待ち合わせ場所に 少し早く着いた僕は
ウキウキした気分でユンホさんを待った






❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️

ウキウキするチャンミンの気持ち
わかりますよね
待ち合わせ場所にユノやチャンミンが現れるなんて
想像しただけで鼻血ブーだわ
  


ポチッと応援お願いします♪



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村





スポンサーサイト



Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する