癒しの T-Garden 赤い海の旅人

HOTEL T の秘め事 83階

Hotel T 61〜





「ユノ・・・
僕は ユノじゃないとダメみたい・・・」

『チャンミナ 俺もだよ・・・』

暫く見つめあった後
ユノの口から信じられない言葉が発せられた





『俺 完全にお前に惚れちゃったみたい
好きだよ・・・チャンミナ』

「・・・」





今 好きって言った?



あの チョン様が・・・



ユノが・・・



社長が・・・



僕を・・・?





僕の聞き間違いでなければ
今 確かに好きだと言った





僕が何度口にしても 
ユノからは 
決して聞くことのできなかった言葉を
今 言ってくれたの?





僕は もう震えが止まらなかった

「・・・」

大きく見開いた僕の目には涙が溜まり
ユノの顔が どんどん見えなくなっていく

『おい・・・
チャンミナ どうした?』
 
「・・・」

『俺 何か変なこと言ったか?』

「僕のこと 好きって言ってくれた」

『ああ 言ったよ』

「初めて 言ってくれた・・・」

『・・・』





嬉しくて 目を閉じて
その喜びをかみしめた

僕の頬を濡らすのは喜びの涙だ





『チャンミナ・・・』

優しい声で僕の名を呼んだユノは
僕の涙にキスをした





『待たせて ごめん・・・』

「ユノ・・・」

『ずっと言いたかった』

「もっと早く言ってくれても良かったのに・・・」

『正式に社長になったら言おうって決めてたんだ』

「僕はユノが社長でも お客様でも
どっちでも気持ちは変わらないのに」

『きっと そうだろうとは思っていたけど
これは俺なりのけじめ』

「けじめ?」

『そう・・・
社長になって社会的な地位を確立させて
それから チャンミナに告白しようって・・・
今までの俺とは違う俺を見てもらいたくてさ
俺 どうしようもない奴だと思われてるだろ?
だからかな・・・
責任感ってやつかもな』

「それって男が女に言うセリフじゃないの?」

『ある意味 同じかな・・・?
チャンミナに対して責任を取りたいって気持ち
わかってもらえる?』

「大袈裟だな・・・
僕は男だよ?
それに結婚する男女でもないのに」

『俺は そういうつもりだよ?
形は違うかもしれないけど
ずっと一緒にいてほしいと思ってる』

「なんだか プロポーズみたい」

『そうだな プロポーズだな』





少し照れ気味に笑うユノが可愛い

「浮気は許さない」

『おーこわっ』

「僕を裸にしちゃえば何でもOKだと思ってるでしょ」

『う・・・』

「公私混同はなしだよ」

『それはどうかな?
一緒にいたら
いつその気にならないとも限らないし』

「はっ? やっぱり やめようかな? 秘書」

『社長からの辞令を断るなんて
それこそ許さない』

「セクハラ社長だから僕も身の危険を感じてる」

『言ってくれるな~
その通りだけど アーハーハーハー』

裸で笑うユノを見るのもいいな・・・





「ユノは あ 社長は公私混同なんてしないって知ってる
全社員を引っ張る人だもんね」

『さすが チャンミナは俺のことわかってるね』

「はい 社長 へへ」





明日からは社長と呼ぶんだな・・・

ついつい 他の社員の前でユノって言わないように注意

秘書とデキてるなんて 
週刊誌の漫画じゃあるまいし
バレないようにしないと・・・





僕は すくっと起き上がり
濡れて汚れてベタベタのシーツの上で正座をした

「社長 よろしくお願いいたします」

ぺこりと頭を下げた

慌てて起き上がったユノも
僕の真似して正座をした

『明日からよろしくな 優秀な秘書 シム』

「職務中のセクハラは罰金てことで」

『何だよ それ・・・』

「変なことをしようとしたら1回につき1万円」

『ちょっと高すぎないか?』

「いいじゃない 社長なんだから」

『変な理屈・・・
これで お前は明日から俺の秘書として
ずっと一緒だ』

「HOTEL T のトップシークレットだね」

『ちょっとスリルもあるな』

「バレないようにしないとね」

僕たちは 笑いあった





裸でこんな告白したり されたり
ちょっといただけないけど・・・

「ユノ?
僕はユノの恋人だけど男だからね
自分の生活は自分で支えられるようにしたいと思ってる」

『わかってる
でも今は俺にカッコつけさせて?』





「あーっ 大変 そろそろ帰らないと!
また ミノ君に怪しまれるー」

『ムードぶち壊しだな』

「大変 こんなに汚しちゃって・・・」

乱れて酷い状態のシーツ

情事の後を色濃く残す 2人の身体

「もう一度 シャワー貸してくれる?」

『よし 一緒に浴びよう』

「いいよっ・・・一人で」

『何で?』

「だってまた 変な気になったら困るモン」

『じゃあ 我慢の練習しよ?』

「えーっ?」

僕はまた担ぎあげられて

シャワールームに連れていかれた





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