癒しの T-Garden 赤い海の旅人

CHICKEN HEART 30

Chicken Heart タイトル画




「なんか 落ち着きますね」

『ああ 素敵なお店だ
チャンミンもこういう 雰囲気のある店が似合うよ』

「いいですねぇ 騒々しくなくて」


食べ終わり コーヒーも飲んで
そろそろ出ようかと 準備をしていたところへ
僕たちを案内してくれた男性がやって来た


”コーヒーはいかがでしたか?”

「コーヒーも物凄く美味かったです」

”良かった
コーヒーもこだわって淹れているんですよ
それはそうと
家内が お世話になったそうで・・・
お弁当 とても美味しかったですよ”


僕はまたまた慌てて立ち上がった


「なんか 照れます・・・
こんなに美味しいランチを出すお店のマスターに
褒められるなんて」

”食べることが大好きなのでね
結婚した当初から 夫婦二人三脚で
この店を守って来たんです
小さいお店だから 好き勝手できるんですよ
あなたの働いていたレストランは大きくて立派でしたよ”

「オーナーと幼馴染だとか・・・」

”ええ そうなんですよ
小中学校が一緒でね
よく 給食のお代わりで喧嘩をしたもんです”

「へぇ そうなんですか・・・
オーナーは割と静かな方なんで
お代わりを求めて喧嘩とか 信じられないです」

”ははは アイツは早食いで大食いで
お喋りで うるさかったんですよ”

「え・・・真逆だと思ってました」

”そうでしょうね
あなたのお弁当をいただきましたが
とても腕がいい
是非 もっとスキルを磨いて料理人になってほしいですね
目指しているんでしょう? シェフ”

「えっ・・・え・・・まあ」

”是非是非 また食べに来てください”

「はい 絶対にまた食べに来ます」


丁寧にお礼を言って
僕たちは そのカフェを後にした





『さて チャンミン 映画は決まった?』

「はい 
古い映画ばかりを上映している小さな映画館があるんです」

『ああ シネスイッチ東方?』

「あたり!
僕 好きなんですよ あそこ」

『レトロな感じだよな』

「ええ 凄く古いってわけではないんですけど
今 上映してるのを 観たいんです
ユンホさんは 恋愛映画はどうですか?」

『好きだよ 
観よう チャンミンと一緒に観られるなんて最高だ』

「僕も ユンホさんと恋愛映画を観られるなんて嬉しいです」





内心 ちょっと心配だった
暗闇で ユンホさんと二人で恋愛映画だなんて
緊張し過ぎて ツバも飲み込めなさそう・・・


このご時世で しばらく休館していたけれど
最近 感染防止対策を十分にして
営業を再開したと サイトには書いてあった


どうせ 空いているだろうとタカをくくり
のんびり構えていたのが大間違いだった


”観客の数をかなり制限させていただいておりますので
大変申し訳ないのですが
次回の上映は こちらのカップルシートしか
空きがないんです”

『カップルシート?』


受付のお姉さんは 座席表を示しながら
説明をしてくれた


僕たちが男同士だからなのか
眉を下げて とても申し訳なさそうに
カップルシートの座席のカラー写真まで見せてくれて
こんな感じなのだけれど
嫌じゃなければ いかがですか?と勧めてくれた


デート用なので 他人の目にも触れにくい
一番後ろに 間隔を空けて 
3つほどある座席だった


”当館は小さい映画館ですので
一番後ろが一番見やすいんです
座席も広めですし 専用のテーブルもついております
少しだけお高いですが
周りを気にせずに ご覧いただけるお席となっております”

『「・・・」』


僕たちは 一瞬 答えに困った


チケットブースのお姉さんも 
自分で勧めたものの
明らかに返事を聞きにくそうな態度だった


こんなことならネットで
先にチケットを取っておけばよかった・・・


僕とカップルシートだなんて 
ユンホさん 嫌だよね


「またにしましょう」と言おうとしたとき


『お願いします カップルシート』


ユンホさんが 1人で答えていた


「ユンホさん・・・」

『チャンミン いいだろ?
せっかくの機会だ 観ようよ』

「・・・そうですね はい」

『よし じゃあお願いします
カップルシート』


ユンホさん 繰り返すの やめてもらえますか?


僕は 恥ずかしさと驚きと心配と
胸の奥からじりじり攻めてくる嬉しさで
ありとあらゆる感情が ごちゃまぜになり
頭が噴火しそうだった


ユンホさんに促されるままに
僕は カップルシートのチケットを手にし
館内へ 足を踏み入れた





『チャンミン 大丈夫?
気をつけて』


上映前とはいえ 少し薄暗い館内の
端の階段を上っていく時


ユンホさんは とても自然に
僕の手を引いた


僕たちを見ている人はいない


僕は 安心して
僕の手を握るユンホさんの手を
そっと握り返した


席について あっという間に
その手は離されたけれど


『チャンミン こっちに座って』

「はい」


腰に手を添えて 僕をスクリーンに近い方の座席に
座らせてくれたユンホさんは 
とても紳士だ


僕は 盛大に胸を高鳴らせ
カップルシートとやらに腰を下ろした


集中して映画を観られる気は全くしなかった





🎞 🎞 🎞 🎞 🎞

2人をカップルシートに
座らせてしまいました♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
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SNS から離れられない私ですが
TIKTOK だけは気が進まないので
多分しないです😜
それよりも違う情報をまっていますよ♪
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