癒しの T-Garden 赤い海の旅人

紫色の誘惑 120

紫色の誘惑111〜120





結局 キスを止められずに
随分とベッドで戯れてしまった


ダメだと言うのに
火がついた身体は 
収めないことには手の施しようがなかった


仕事のことを考えると
流石に最後まではできなかったけれど
身体に当たる固いものを同時に握り
お互いが刺激を与えあって昇り詰め
何とか沈めた感じになった


ユノさんの手で気持ちよくされて
俺の手でユノさんを吐き出させ
とりあえずは 朝らしくスッキリした


朝ごはんを食べる時間が
裸の戯れに変わってしまったことは
後悔はしていない





会社の近くにあるチェーン店のコーヒーショップで
簡単なサンドイッチとコーヒーを
5分くらいでお腹に入れ
なんとか仕事をする態勢を整える


何せ
朝ごはんを食べないなんて
俺には考えられないことなのだ





それにしても
ユノさんの喜びようを思い出すと
顔面管理ができない


あんなに無邪気に喜ぶ大人を
俺は知らなかった


今日も頑張って仕事を片付けよう
ユノさんが待ってる





”チャンミンさん 今日はまた一段と
お肌のつやがいいですね”


いつもの女子社員が声をかけてくる


”昨日 何かいいことありましたか?
あ 言わなくても結構です
あったんですよね~”


もう1人の女子社員


俺ってそんなに顔に出るのかな?


挙句の果てに
いつもは違う社員を連れて行く別なチームのリーダーから
営業のお伴を頼まれた


理由は
”今日 一番機嫌が良さそうだったから”


はっ?


なんだよ
そんな理由で俺が?


聞けば
ペアを組んでいる社員が出張中だとか・・・


急に取引先へ行くことになり
出張中の社員の代わりに
俺にピンチヒッターを頼んできたというわけ


取引先へは必ず2人1組で行くのが会社のルール
”まあ いい経験になるだろ?”


そうだけど・・・
そんな安易な理由で選ばれても嬉しくない
つまり ただいるだけでいいってことだから・・・



入社1年目の俺は 
まだ特に任されている仕事はないから
確かに経験にはなる


定時に帰れれば文句なんて言わない
今日は・・・





鬼のように仕事を片付けて家に帰る


「ただいま」


『おー チャンミン お帰り~』


満面の笑みで出迎えてくれたユノさん


カッコいいユノさんのデレデレとした顔は自分のせい?
そう思うと嬉しくて
カバンを玄関に置いたまま
自然にユノさんに抱きついてしまった


「ユノさん」


『また ユノさんって言った』


「ごめんなさい
ユノ ただいま


『声が小さいなあ』


身体を離されて
両肩を支えられて顔を覗かれる


『あ~ もうっ また真っ赤な顔して
たまんない お帰り チャンミン』


ギューって抱きしめるから
恥ずかしいやら嬉しいやら


『今度 ユノさんて呼んだら
何かペナルティを考えないといけないな』


「えっ? そんな・・・
なかなか呼べないですよ」


『困った顔もちょー可愛いな
真っ赤だし』


チュっと唇に軽いキスをされた


余計赤くなった俺を見て


『どうしよう? 俺 今チャンミンに触れたくなってきた』


「ちょっ ちょっと待ってください
まだ うがいもしてないんですから」


慌てて洗面所にかけこんで
鏡を見たら ホントに真っ赤だった


でも 家でユノさんが待っててくれたなんて
昨日の出来事も夢じゃないんだって 
改めて じ~んと感傷的になってしまう


あのユノさんと俺が・・・





着替るために洗面所から出ようとしたら
ユノさんが立っていて


『チャ―ンミン』


「見てたんですか?」


『ずっと 見ていたいし
早く触りたい』


もう 俺はユノさんの変貌ぶりに
どうしていいかわからなくて
あたふたしながら着替えをした


こんな可愛い姿
ヒチョルさん達は知っているのだろうか?


心臓は跳ねっぱなしだし
こんな状態で今晩持つのか心配になる


俺の動揺を知るよしもないのか
ニコニコ顔のユノさんが近づいてきた


わぁ ドキドキする


咄嗟に出た言葉は


「ごっ ご飯食べに行きましょう」


余裕の笑みを浮かべるユノさん


『お帰りのキスをちゃんとしてからね』


「あっ んんん・・・」


言い返す間もなく 
俺の唇は大好きな唇に塞がれた





❤️ ❤️ ❤️ ❤️ ❤️

ただの幸せボケが続いておりますぅ\(//∇//)\
せっかく100話を超えて結ばれましたからね
今までの思いのたけを込めて
ひたすらイチャイチャさせたいのです♪



読んでくださってありがとうございます♪
コメントも大切に読んでいます🥰
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