癒しの T-Garden 赤い海の旅人

紫色の誘惑 106

紫色の誘惑11





2人で一緒に朝ごはん
こんなシチュエーション
考えたことすらなかったから
あまりに新鮮過ぎて 嬉しすぎて
ちょっと 上の空





サリーをフッて アッコさんをフッて
お互い苦悩の末に 確かめた事実
絶対に後悔なんてしない





『これ 食べる?』


少し多く取り過ぎた果物の乗ったお皿を
俺に差し出すユノさん
イチゴだけは全部食べたみたい


「いいんですか? いただきます」


『ほんと チャンミンはよく食べるなあ
見ていて気持ちがいいよ』


「食べるの大好きだし」


『今日の夜は焼肉でも食いに行くか?
有名なとこ あったよな?』


「鶴橋?」


『そうそう そこ! 
いっぱいあるんだろ?焼肉屋』


「そうみたいですね」


『じゃあ 今夜は焼肉な』





次に会う約束ができるって
当たり前ではなかった
でもこれからは ”約束” ができるんだ


食べるものなんて正直何でもいい
会えればいい


きっとユノさんとなら
何を食べても美味しいから





夜のデートを楽しみに 
ホテルの部屋を出るときにも
ユノさんと俺は熱いキスを交わした


部屋を出ようとした俺を
ユノさんが後ろから捕まえたから


くるっと振り向かされて 引き寄せられて


「ん・・・」


少しの間 舌を絡めあって
お互いの存在を確かめあう


触れている肌や手を離すのは
名残惜しい


このまま ここで溶けてしまいたい





俺たちを現実に引き戻したのは
ホテルの廊下に響く声


”ありがとうございました”


”行ってらっしゃいませ”


ああ もうチェックアウトの社用族が仕事に向かうんだな
清掃のオバチャンたちが廊下を行き来したりして
少しせわしない





「行かなくちゃ チュッ」


『早く帰ってこいよ チュッ』


キスの仕上げをして 後ろ髪を引かれる思いで
ドアノブに手をかけた


『あ チャンミン 忘れてるよ』


ユノさんが差し出したのは鍵


「あれ? 俺の家の鍵だ?」


何でユノさんが?


鍵についているキーホルダーは
以前 一緒に海に行った帰りに
ユノさんが買ってくれた あのキーホルダー


薄紫色の貝殻がついているお揃いのもの


『チャンミン これ 持っててくれたんだな』


ユノさんがしげしげと眺めた


当たり前だ
ユノさんと俺を繋ぐ想い出の欠片
ユノさんが俺に買ってくれた大切なものだよ


たとえ叶わぬ恋でも
ユノさんを少しでも身近に感じていたくて
ずっと持っていたものだ





「割れてる・・・」


受け取ろうとしたとき
貝殻が割れていることに気づいて
急に悲しくなった


『昨日 Barを出る時にチャンミン落としたよな?
その時に割れたんじゃないか?』


そう言えば
ユノさんの相談を勘違いして
一緒にいるのが辛くて その場を立ち去りたくて
慌ててBarを飛び出したときだ


何か音がしたと思ったのは
これだったのか
落としたことにも今朝まで気づかなかったなんて・・・


ユノさんとの繋がりが切れたみたいで
こんな割れた貝を見たくない


『そんな 悲しそうな顔をするな』


「大切にしてたのに・・・ごめんなさい」


欠けた貝殻のついたキーホルダーを
俺の手に握らせ
まるごと ユノさんの手が上から包む


俺よりも大きな手


『大切なもの これから少しずつ増やしていこうな?』


その言葉に 涙が出そうになった


目を伏せて そっとユノさんに寄りそう


ふんわりと俺を抱きしめて
『行ってこい』 と言った


「行ってきます!」


満たされた思いで部屋を後にした
清々しい朝だった





🍫 🍫 🍫 🍫 🍫

チャンミンのソロ活💜
絶好調ですね♪
盛沢山で ついていけてないです💦
できる限り見たい💜
アルバムの発送通知来た~
けどいつ届くんだろ?
取りあえず iTunes で購入したアルバム音源を聴いたり
You Tube で公式MV を再生することは続けたいです💜



読んでくださりありがとうございます♪
応援よろしくお願いいたします♪



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村




スポンサーサイト



Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する