癒しの T-Garden 赤い海の旅人

黒い瞳が邪魔をする 第二幕 14話

黒い瞳 第二幕





C side





「ユノヒョン!」


憧れの先輩が優しく微笑みながら
僕を待ってくれている


昨日の夜は
もしかしたら2人だけで会えるのかも・・・なんて
ちょっと行き過ぎたことを考えちゃって
喜んだり がっかりしたり 忙しかったけど


今日 ユノヒョンに会えるってことは確実だったから
やっぱり嬉しくて
あまり眠れなかったんだ





ドンへさんのこともキュヒョナのことも
本当は どうでもいいんだけど・・・


いきなり2人で会うなんて
ユノヒョンも思ってなかったってことだから
ここは我慢だ





僕を好きになってもらえるかどうかは 
自分次第だから


まずは
ユノヒョンが言ってくれた ”友達” になりたい


他の人たちよりも少し多く
目をかけてもらえる後輩にならないと・・・


それからだ
僕の気持ちを伝えるのは・・・





彼氏とか彼女とか
変なことが頭に浮かんで
一人赤面してた昨日の夜


本人を目の前にして
ちょっぴり恥ずかしい・・・


まさか 僕がユノヒョンのことを好きだなんて
きっと思いもしないよね





つい この間までは
学校で有名な先輩に睨まれているかもしれないと
そんな風に思っていたのが嘘のように


僕の心は晴れ晴れとし
浮足立っていた


僕は別に男の人が好きなわけじゃない


女のコを見ると可愛いと思うし
小学生の頃はスカートめくりとか楽しかった


中学校では女子の下着とか 
ちょっと見えただけでドキドキして


その下は どうなっているんだろう?とかも考えたし
体育の授業前の着替えを覗こうとして
友達と一緒に担任の先生に
こっぴどく叱られたこともあった





中学生になると
一人で部屋でするようにもなったし・・・





だけど 特定のコを対象にしてはいなくて
誰でもいい感じで
女のコっていう生き物に興味が湧いたっていう感じだった


その先のことは あまり考えられなくて
そういうビデオの類も
あまり見ようという気にはならなかった


キュヒョナは大好きみたいだけど・・・





でも 今は僕の心はユノヒョンでいっぱい


好き・・・になっちゃったんだ


だから 実は昨日の夜も
電話を切ったあとに1人で・・・した


ユノヒョンを思い出したら
身体が熱くなって・・・





絶対に言えない


目を閉じてユノヒョンとのキスを想像したなんて
きっと変態扱いされるに決まってる


だから 内緒・・・





待ち合わせの場所で
僕を迎えてくれるのは大好きな笑顔


『おーチャンミナ 早かったな』


「はい・・・嬉しくて」


『俺たち 友達だもんな?』


「本当に僕が友達でいいんですか?」


『嫌? じゃないよな? こうして来てくれたんだし』


「嫌なんかじゃありません 嫌なら・・・来ないです」


『だよな? だよな? なよなー?』


大きな声で言うユノヒョンは明るい人だ


僕は少し大人しく
引っ込み思案なところがあるから
こんな大らかな明るさが羨ましい


そして
この人を もっと知りたいと強く思う





『あっちの方がもっと涼しいぜ 行こう』


言われた瞬間に手を取られた


「!!!」


ユノヒョンの左手と僕の右手


しっかりと繋がれた手のまま
少し引っ張られるように歩く


温かい大きな手


この手を僕からも取っていいのかな・・・


そっと握り返すと
僕の顔を見て優しく笑う


ユノヒョンの笑顔は
とても明るい


僕の太陽みたいだ


ユノヒョンが太陽で 僕は向日葵かも・・・


ずっと太陽の方を向いている向日葵


僕の目には 今 太陽しか見えてないから・・・





『ここで座ってアイツらを待とうか?』


「はい」


って 座っても手は握られたままで・・・


「あの・・・ユノヒョン?」


『ん?』


「手 あの・・・
人がたくさんいるから・・・
ちょっと恥ずかしいです」


『あっ これ? あーはーはーはー 悪い悪い
ヤだよな ごめんな?』


「いえ 嫌とかじゃなくて
人が見てるのが 
少し恥ずかしいんです
ほんとに嫌とかじゃないです・・・」


『俺 嬉しくてさ つい・・・
俺の悪いクセ
誰にでも馴れ馴れしいんだよな~
これから気を付けるよ』


”誰にでも” という言葉に敏感に反応して
胸の奥がチクッと痛んだ


誰にでも・・・なんだ・・・


今まで ユノヒョンに ”馴れ馴れしくされた”
たくさんの知らない人たちに嫉妬さえしてしまう





「ユノヒョン?」


『ん?』


「人が居なければ
気をつけなくていいですから・・・」


『へっ?』


「誰もいなければ馴れ馴れしくしても・・・いいです
手も恥ずかしくないかもしれないですし」


僕は わけのわからないことを口走っている?


まずい 嫌われる
変な奴だと思われちゃったかもしれない


一瞬にして後悔をするも


『いいの? マジ?』


ユノヒョンの大きな声で
その後悔も
何処かに飛んで行ってしまった


僕は勇気を出してユノヒョンの目を見た


こんな近くで・・・


僕は無言で頷いた


『じゃあ 今度 2人だけで会おう?
そしたら 手を繋いでもいい?』


「はい・・・」


ああ 究極に恥ずかしい


でも この上なく嬉しい





”おーい ユノー!”


その時 耳に届いたのは 
多分ドンへさんの声


『おー ドンへ』


手を振るユノヒョンが立ち上がる時に 
僕の耳元で囁いた言葉


『じゃあ 次の休みはデートな?』


嬉しさのあまり おかしくなった


僕の聞き間違いじゃ ないよね?





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