癒しの T-Garden 赤い海の旅人

黒い瞳が邪魔をする 第二幕 13話

黒い瞳 第二幕





Y side





初めはデートに誘うつもりで電話をした


チャンミナと2人で会いたかった


でも俺も緊張しまくりで・・・


ドンへを紹介したいとか
キュヒョンを連れて来いだとか
計画を台無しにしてしまった





はぁ・・・自己嫌悪


せっかく勇気を出して電話をしたのにな


よく喋るこの口が恨めしい・・・





俺のこと 変な奴だと思ったかな?


俺の計画では
予備校のない日や早く終わる日は
できるだけチャンミナと会って
夏休みの間に
気持ちを伝えようと決めていた


ゆっくりゆっくり攻めていくには
会う回数が重要だからな


2学期が始まれば
お互い友達が周りにいて
一緒に帰ったりできなくなるだろ?


だから夏休みが重要なんだ


まず 手始めは仕方なく4人だけど・・・


次からは2人で会いたいよ





待ち合わせは
学校から自転車で15分くらい離れた場所にある
公共施設にした


予約すれば誰でも使える体育館や
スポーツ施設 売店 プールもある


大きな公園の隣だから平日は子供も多い


安い食堂も入っているから遊ぼうと思えば
一日中居られる便利な施設


建物の中は冷房も効いてるから涼しいし
お金のない若者の味方でもある





4人で会う予定の日
俺は少し早めに到着し色々と下見をする


卓球台やバドミントンもあるから
そこで少し 身体を動かしてもいい・・・


そんなことを考えながら
入口の回転ドアから建物の外を見ていた





しばらくすると
公園の芝生の向こうから
細見の男が歩いてくるのが見えた


あのシルエットは・・・


間違いなく チャンミナだ


歩き方も ドンへと違って上品じゃないか
一気に体温が急上昇


早く来い!


どんどん はっきりしてくる
可愛いチャンミナの姿


襟付きの白いポロシャツが よく似合う


短パンから伸びる真っ直ぐな足
ソックスにスニーカーを履いている


その姿を目にしただけで胸が高鳴る





チャンミナ・・・


俺・・・


君が好きだ


多分 初めて会った瞬間から
きっと 君に恋しちゃったんだと思うよ


俺に向かって どんどん近づいてくる後輩に
今すぐ駆け寄って行って
抱きしめたい衝動が俺を突き動かす


学校中探したって こんな子いない


今まで会ったこともない


俺 今フリーで本当に良かった


今まで数人の女子とつきあったのは
チャンミナと出会うための布石だったのだと思えるほど
今までの彼女が霞む


まぁ もともと
そんなに好きとか思わなかったんだけど・・・





青いリュックを背負って近づいてくる姿


眩しそうな表情で目を細めて
照り付ける太陽を時折見上げる


腕で顔をガードするように・・・


ああ その顎のラインが悩ましい


まだ かなり幼い雰囲気も持つのに
ふとした仕草が色っぽいんだ


俺 マジでヤベェかも・・・





あまり ガツガツ行って引かれないように
少しずつ って思っていたのに


その天使が近づいてくるにつれ


目が釘付けになるわ


走り出したいわ


心臓が跳ねだすわ


はぁ・・・どうしよ?





あと15メートル





10メートル





5メートル





あ 俺に気がついた?


ドキドキがピークにくる


少しはにかんだかと思ったら


次の瞬間
ニコーっと俺に向かって笑ったんだ


可愛い!可愛い!可愛い!


最高に可愛い!


ああ どうしよう 食べちゃいたい


いやいや 食べられない 我慢我慢


美味しいものをいただく前には
身を清めて姿勢を正しくして
きちんと手を洗わなければいけないのだ


俺はちゃんと手を洗えているだろうか?


まずは仲のよい先輩後輩という関係を
ガッチリと築き上げるための
今日は まだ初めの1歩なのだ





「ユノヒョン お待たせしました」


君の声に 俺の顔は 今
だらしなく崩れているような気がした





ポチっと応援お願いします♪



にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村




スポンサーサイト