癒しの T-Garden 赤い海の旅人

黒い瞳が邪魔をする 第二幕 12話

黒い瞳 第二幕





C side





ユノヒョンからの電話


嬉しくて嬉しくて♪


僕の耳が聞き間違いでなければ
明日 2人で会おうってこと?


あ 2人とは言ってないか・・・?


僕と会ってくれるの?


受験生のユノヒョンのことを案じて
少し心配 


でも その心配を見えなくしてしまうほどの嬉しさ
僕の心は途端に軽くなった


嬉しい マジで嬉しい


胸が躍るって こういうことを言うんだね





電話をしていると
ドンヘさんの名前が出た


「それって・・・」


『ん・・・ほら この間 話したドンへって奴
俺の親友と言うか悪友なんだ
紹介したくてさ』


そういうことか・・・


なんか ちょっぴり残念・・・


期待をしてしまった自分が恥ずかしい


でも ユノヒョンと会えるだけで嬉しいからいいいや


『明日さ 予備校休みなんだ
チャンミナもキュヒョン誘って来いよ』


「はい・・・聞いてみます」


はぁ・・・


電話を切った手のひらが汗ばんでいる


そうだよね


2人で会うなんてオカシイよね・・・


なんか 僕 バカみたいだな


あんなに喜んで・・・


そして 今
こんなに落ち込んで・・・


がっかりした気持ちのまま
歯を磨いていたら
お母さんに声をかけられた


”いつまで磨いてるの?
洗面所使いたいんだけど”
 

「あ ごめん もう終わる」


”10分は磨いてたわよ?
何か考え事?
もしかして彼女でもできた?”


「ちっ違うよっ
彼女なんて いないってば」


慌てて口をゆすいでタオルでギュッと拭いた


”ふ~ん 怪しいわね
これから そんな悩みも出てくる年頃だものね
彼女ができたら無理に隠さないで教えてよね”


お母さんはニコニコしながらリビングへ行ってしまった


何だよ・・・
使うんじゃなかったのかよ


鏡を見たら
やけに赤い顔


彼女なんかじゃないもん


彼氏・・・のことだもん


ん???


こういう場合って どっちが彼氏なんだろう?


どっちも彼氏?


別につきあうことになったわけでもないのに
ユノヒョンの顔を思い出して
またちょっぴり恥ずかしくなる


誰も見てないのに・・・





素早く自室に閉じこもり
キュヒョンに連絡をした


明日のことを話すと
”いいけど なんで俺たちなんだろ?
俺 何かしたかな?”


この間 本屋さんでユノヒョンに話しかけられて
しばらく話をしながら歩いたことをキュヒョンに話した


”へぇー ユノヒョンがね・・・”


「なんか おかしい?」


”いつも 女子たちから話しかけられて
面倒くさそうにしてるから・・・
自分から声をかけるなんて不思議に思ってさ”


「俺 女子じゃないし」


”わかってるよ そんなことくらい
ユノヒョンもドンへさんも友達も多いみたいだし
受験勉強も忙しそうだから・・・
何でかな?って思っただけだよ
息抜きかな?”


「かもしれないね」


”1年でもからかって ちょっと気分転換かな?
あ でもチャンミナ お前
女子よりも可愛いって噂されてるの知ってる?”


「やめてよ キュヒョナまで・・・」


”ホントなんだってば
俺が見ても可愛いもん
でも 俺そんな趣味ないから安心して?”


「当たり前だろ キモイって」


”あははは あっ でもさ・・・
もしかして・・・
あ~いや それはないか”


「何だよ? 言ってよ」


”ユノヒョン お前に興味があるんじゃね?”


「なっ 何言ってるんだよ
そんなわけないだろ?
失礼だよ 先輩なのに」


”だよな・・・でも・・・
男もOKって噂
まんざら嘘でもなさそうって気がしてきた”


「もう 変なこと言うなよ 切るよ」


”怒るなよ うん わかった じゃあ明日な”


全く キュヒョンは・・・





電話を切った後
妙に身体が火照った僕は
ベッドにゴロンと横になって
ユノヒョンが何で僕たちを誘ったのかを考えた


こうして考え事をしている今も胸が踊っている


ユノヒョンに会えると思っただけで
やっぱり嬉しいんだ


後輩として
ちょっと可愛がってくれるだけでいい


個人的に知り合いになれただけで満足なんだ


ユノヒョンに付きまとう女子の先輩たちよりも
僕は1歩リードしているんだから・・・


弟みたいに思ってくれているのかな・・・?


なら それでもいい


僕はドキドキする胸の鼓動を
抑えようとは思わなかった





ユノヒョンを思って
ちょっぴり胸を焦がすなんて


これは自分だけの秘密・・・


例え キュヒョナでも
絶対に言えない僕の秘密だ


急にユノヒョンと近づいてしまった僕の
初めての気持ち・・・


男の人に抱いてしまったイケナイ気持ち


恋愛経験のほぼない僕でも
わかってしまう
この気持ちの正体


本屋さんで掴まれた腕


もう一度 触れてほしいなんて
絶対に僕だけの秘密・・・





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