癒しの T-Garden 赤い海の旅人

今年もありがとうございました!

こんにちは
腐界(海)の住人 Mink です♪



今年も一年間
拙い創作話を読んでくださってありがとうございました

以前のように新しいお話をバンバン書くことはできないですが
皆さまのお言葉に甘えて
自分のペースで のろのろ更新
今はそれが精一杯

来年もこのペースでよろしくお願いします♪



今日は12月30日かあ・・・

あれから2年ですけど
今年はもう何もないですよね?←

おそらく一生忘れることはないであろう
人生最大の爆弾💣を落とされた時の衝撃

あれからずっと
心の片隅にそっと蓋をして生きております



でも やっぱり東方神起が好きなんですよ
私にとっては唯一無二の2人なのです

どんなに人気があろうが
歌が上手かろうが
ダンスが凄かろうが
顔が良かろうが
ユノとチャンミンに敵う人たちはいないのです

レジェンド感もハンパなくて
存在感の大きいこと大きいこと

どんなアーティストと並んでも
ユノとチャンミンのビジュアルは際立つし
目を引くんです

若返ってる感じすらあり
空恐ろしい人達です



2人とも 最近お仕事モードですよね

東方神起の活動が目に見えるようになってきて
嬉しいですねぇ

ユノもチャンミンも露出がぐんぐん増えてるけれど
詳しい情報は全く追えてません

渋谷のポップアップストアとか
いつの間に?みたいな感じだし
SMの限定アルバムも今更ながら
買ってみようかなと思ってサイト見たら
TVXQ! だけ SOLD OUT ってマジか?!
だから遅いんだって←

キラキラ素敵なグッズも出たみたいだけど
Season's Greetings 同様
今年は我慢しようかと思います

1月にはチャンミン2度目のソロも出るらしいですし
2月はユノさんの日本ソロアルバムでしょう
ああ忙しい
アルバムは買いますよー!

頑張ってほしい本業だから・・・

そしてそして
来年はライブ行きたいなー
直接 逢いたいなー😍
その先には夢のハイタッチ!まだ諦めてません
直に触りたい ←

コロナ 早く消え失せろ!って
毎日思ってます

ともあれ 元日からオンラインSMTですか
ちらっとでも観れたらいいな
元日から2人に逢えるなんて縁起がいいですよ😘



私は今日明日でお正月の準備して
ちょっとだけ掃除して
お正月は出かけず危険な飽食三昧です

皆さまはどんなご予定でしょうか?
帰省なさる方 旅行なさる方
近場で出かける方 おうち時間を楽しむ方
そしてお仕事の方 受験を控えた方
一年間お疲れ様でした

頑張った自分にご褒美をあげてくださいね♪

どうぞ良いお年をお迎えください🎍

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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 30話

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Y side





少しウトウトしてしまった


今週は忙しかったからな・・・


目を開けて隣りを確認する


えっ? 


チャンミナが いない・・・


ついさっきまで
肌を温めあった相手がいなくなっている・・・





ベッドから飛び降りて裸のまま家の中を探した


リビング キッチン トイレ


シャワー?


バスルームを覗くけど
そこにチャンミナの姿はない・・・


朝 俺が使ったままのバスタオルが
洗濯機に引っかかった状態で冷たくなっているだけだった





まさか・・・


恐る恐る玄関へ向かう


チャンミナが履いてきたと思われる靴は何処にもなかった


あるのは見覚えのある自分の靴だけ


帰ったのか?





まだ何も話してない


それに 俺・・・


お前にまだ謝ってない


『ごめん』って言ってない


『急に別れを切りだして ごめん』って・・・


『お前の気持ちも考えず決めたりしてごめん』って・・・


俺・・・


まだ 言ってないんだよ?


『何も言ってないんだぞ・・・
何も・・・
謝りたかったのに 何でだよ・・・』





なんで行っちゃうんだよ・・・


こんな温もりの記憶だけ残して
なんで帰っちゃうんだよ


俺の気持ちを乱しておいて一言もなしかよ?


何 一人で完結してんだよ


スマホを手にするも
チャンミンの現在の連絡先を知らないことに気づいて愕然とした





物凄い喪失感・・・


玄関で足の力が抜け
しゃがみこんだ俺の目から
自然に溢れた涙


また お前を傷つけてしまった・・・





どんなに強く捕まえても
ふわりと笑って
するっと俺の手から すり抜けて行ってしまう


清らかな笑顔で俺を虜にする天使のような男


もう俺の手には届かないのか・・・?





しばらく ぼーっと床を見つめた後
力の抜けた身体で立ち上がり


どうしたらいいのか
わからない感情を洗い流したくて
シャワールームへ向かった


力いっぱい洗った


チャンミナの残り香
肌の感触
全てを力任せに洗い流した





冷静になって考えると
自分の行動は チャンチャラ可笑しい


引き止めて どうするつもりだった?


ユンアとの結婚を控えている身で
チャンミナとも続けようとした?


本当に好きなのはチャンミナだって
告白でもするつもりだった?


で チャンミナの気持ちは?


俺は いつからこんなに身勝手で
卑怯な人間になり下がってしまったんだろう


ミネラルウォーターを一気飲みすると
チャンミナのいた形跡を消すべく


シーツを丸ごと洗濯機に放り込んだ





ため息をついたのと
エントランスからのインターホンが鳴ったのは
ほぼ同時だった


スマホを確認すると
ユンアからのラインがいっぱい・・・


気になって来たんだろう


今 ユンアに会う気には到底なれず
友達が来ているからと いい加減な嘘をつき
インターホン越しに断った


父親の運転手に車で送ってもらったと聞いて
そのまま その車で帰ってもらうことにした


さすがに
この時間に女性を一人で帰すわけにはいかないからな・・・


部屋の電気を消し窓から下を見ると
マンションの前に黒塗りの車


立ち止まって上を見上げ
諦めたように車に乗り込むユンアの姿が見えた





結婚相手が来たというのに姿も見せない俺は
ユンアにもチャンミナにも何て不誠実なんだろう


ごめん・・・





自分がどうしたいのか
ますますわからず
大きなため息ばかりが耳につく





明日のランチは社食にしよう


今度こそ チャンミナの連絡先を聞き出さなければ・・・





そんな単純な俺の目論見も
翌日のお昼には
容赦なく無意味なものとなることを考えもしなかった
浅はかな俺





翌日 知ったことだけど
チャンミナは バイトを辞めていた・・・





うっとりと「逢いたかった~」なんて嘘だったのか?


一度身体を重ねれば それで良かったのかよ?


大きな目いっぱいに涙を溜めながら
「好きだったか?」と聞いたのは?


それで綺麗さっぱり最後にするつもりだったのか?


昨夜の妖艶で積極的なチャンミナを思い出し
胸が苦しくなった


チャンミナ・・・


お前 どんな思いで俺に抱かれたの?


どんな決意があった?


どうして一人で抱えるんだよ・・・


やり場のない後悔と やるせなさに苛まれたまま
その晩 ユンアと会った





チャンミナ 


お前は 今 何処にいる?





第一幕 偶然の再会 Fin




♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️ ♥️

第一幕が終わりました
読んでくださってありがとうございます🙇‍♀️
何日になるかは
まだはっきりとはお知らせできませんが
年明け1月から第二幕へと入らせていただきます
第二幕は2人の出会いから
(第一幕の8話にも最初にの出会いのシーンがあります)
つきあうまでの高校生時代のお話となります
以前ほど読んでくださっている方は多くないですが
ご感想などいただけましたら嬉しいです😘



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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 29話

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今日も続けて C side です





何度も抱き合って
欲望を解放し合って


疲れ果てた僕たちは
シャワーも浴びずにベッドで横になった


毎日 このベッドで寝てるんだね


社会人になると家具も立派になるんだね


一目で高級とわかるベッドの上で
高い天井を見上げていた





『チャンミナ・・・後悔してない?』


ヒョンたら・・・


後悔なんて するわけがないでしょう?


僕は ずっとあなたの面影を抱いて生きて来たんだよ





「ヒョンは幸せなんでしょう?」


『えっ?』


「結婚する人もいて幸せなんでしょう?」


『チャンミナ・・・』


答えられないんだよね・・・


「わかってるよ
言いずらいよね・・・」


この部屋も このベッドも
本当は僕がいちゃいけない場所だって
痛いほど わかってる





困っているユノヒョンに
思い切って聞いてみた


「ねぇヒョン つきあっているとき
僕のこと 好きだった?」


『いきなり何を言うんだ』


ビックリしたのか 
ベッドから身体を起こし
目を丸くして僕を見据える


突然変なことを聞いた
僕の真意が読めないという風に眉間に皺を寄せた


『当たり前だろ?
俺が ふざけてお前とつきあってたとでも
思ってるのか?』


「そうじゃないよ
ヒョンに ちゃんと聞きたかったんだ
僕が前に進むためにさ・・・」


一瞬 苦虫を噛みつぶしたような顔をして
何か言いたそうな表情を見せたヒョン


『ああ 好きだったよ・・・
凄く凄く 好きだったよ・・・』


もう 過去形なんだね・・・


わかってはいても
涙が溢れて頬を濡らす


『チャンミナ なんで泣く?』


あ・・・また困らせちゃった


「泣いてない」


『泣いてる』


「泣いてない」


『これ以上 俺を惑わすな』


長い指で僕の涙を拭うと
ユノヒョンは その指を舐めた


僕は にっこりと微笑んだ


涙の味も覚えていて・・・


「ごめん ヒョンを困らせるつもりじゃなかったんだ
好きだったって言ってもらえて良かったよ」


僕と過ごした時間が嘘でないなら
それだけで僕は満足だよ


ヒョンが幸せなら僕も喜ばなくちゃ


これで前に進める・・・





『バイトは週に何日?』


「ん・・・3日 曜日不定」


『そっか じゃ できるだけ 昼飯は食堂に行く』


「ん・・・」


『嫌な奴がいたら俺に言えよ?
勉強との両立 頑張れよ?』


「うん わかった ありがと」


『応援してるから・・・』


「・・・」


『それから もっと食えよ
大食いだったろ?
もう少し肉をつけないと
これから社会で生きていくには体力が必要だぞ』


「そうだね」


ユノヒョンは僕の頭を撫でて
またベッドに横になった


食堂で会ったら
普通の知り合いみたいに
挨拶をするつもりなんだろうか?


しばらくすると
規則正しい寝息が聞こえて来た





ユノヒョン ありがとう・・・


僕は心の中でお礼を言った


そっと起き上がり 服を着ると
人指し指で 艶やかなヒョンの唇をなぞる


この魅惑的な唇・・・


正直 ちょっと惜しいな


手放すのは残念だけど
今日を限りに忘れることにするよ





ヒョンは どういうつもりで僕を抱いたのだろう


単に僕の願いを叶えてくれただけなのか
それとも
その場のムードに流された一時的な欲望だったのか


本当のところは わからない


もう どっちでもよかった





あの時は まだ子供で
取り乱したまま別れたことが心残りだった


自分の気持ちに区切りをつけたい


きちんと別れを受け入れたいと
ずっと思ってきた


ヒョン・・・やっと終わりにできるよ・・・





微動だにしないユノヒョンを起こさないように
そーっと部屋を出ると
もう11時半を回っていた


もうすぐ日付が変わり
ヒョンとの情事が昨日のことになる





『勉強とバイトの両立を頑張れ』と言われて
「うん」なんて答えたけど・・・


それは 僕がユノヒョンについた
最初で最後の嘘





その日を最後に
僕はバイトを辞めた


さよなら ユノヒョン・・・





💔 💔 💔 💔 💔 💔 💔 💔 💔 💔

明日が第一幕の最終回です😢



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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 28話

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くせ 117

くせ111〜





ユノの大学受験が終わり
ピリピリとした独特の空気が何処かへ行き
日々の中に笑顔が増えた

大学生になれば
勉強のことは親が口出すことでもなくなるだろうし
一人で行動することも増えると聞いている

きっと ユノには新しい世界が開ける

僕は そんなユノが安心して暮らせるよう
基盤でありたい

どんなことがあっても
ここに帰ってくれば安心・・・みたいな

ずっとずっとユノの故郷でありたいと思う



東方高校を卒業する予定の前日
これで制服も見納めかなと思い
制服姿のユノと
ご両親のお墓参りをすることにした

卒業式当日は
何かと予定が入っていたからだ

二人で花屋に寄る

ユノは小さかったせいで
母親がどんな花を好んだのかもわからないと言う

「無理もないよ 5歳だったんだから」

『今日は嬉しい報告だし
明るいのにしよう』

「それがいいね」

『チャンミンは どんなのが好き?』

「僕? 僕は特にないけど・・・
男のぼくじゃなくて
ユノのお母さんの事を考えて選んだ方がいいんじゃない?」

『そだね
チャンミンに渡すわけじゃないもんね』

「そうだよ 僕のお墓だったら
僕の好きな花を供えてほしいけどさ」

『なんだよ 特にないって言ったくせに』

「ははは そうそう 特にないなあ」

『チャンミンの好きな花は なくていいよ
チャンミンのお墓なんてないんだから』

ムキになるユノが可愛い

『チャンミンのお墓は一生ないんだよ
今から そんなこと考えちゃダメ
お墓は俺と一緒に考えるんだから』

「わかったよ ずっと先の話だね」

『そうだよ でさ どれがいいかな?』



ユノは ブツブツ言いながら
一生懸命選んでいた

『決めた これにしない? 可愛いもん』

ユノが選んだのは チューリップだった

いわゆる仏花というのは 僕もユノも好まなかった
何となく寂しい感じがするからだ

「いいんじゃない?
明るいし可愛い感じがする
お父さんもお母さん きっと喜ぶよ」

『そうだね 父さんのことは考えなかった』

「大丈夫だよ 二人は一緒にいるんだから・・・
お花は女性が喜ぶからいいんじゃない?」

『うん じゃあ チューリップの花束にしよう』

「オーケー じゃあ これをお願いします」

僕は 予算を目的を話し
店員さんに2つの可愛らしい花束を作ってもらった

ユノは自分で持つと言い
歩きながら 時折 花束を眺め
にっこりと笑っていた

きっとユノのご両親も喜んでくれるだろう



「今日はいい天気だね」

春らしい陽気で 少しだけ生暖かい風が
僕たちの横を掠めて行く

久しぶりのお墓を簡単に掃除し
持って来たチューリップの花束を供えると
僕たちは順番に手を合わせた

ユノは真剣に何かを話しているようで
もごもごと口を動かしている

相変らず 綺麗な横顔だ

僕も ユノのご両親に
ユノが第一志望の大学に合格したことを告げ
これからもユノを見守ってほしいと願った

「これからはもう少し頻繁にお墓参りに来よう
きっと ここに来れば
どんな時でも きっとユノも心が落ち着くよ」

『うん そうだよね
もっとたくさん来てあげないとね
チャンミンも一緒に来てよ』

「いいよ もっと来ようね」



ユノがこの先
悩むようなことがあったら
ここでご両親に話を聞いてもらうといいと思うよ

友達や僕にも言えないことができるかもしれない

ユノのことを誰よりも思っているはずのご両親だ
沢山姿を見せてあげるといい

ホッとしたようなユノの表情を見て
僕も嬉しくなった



いつか 
僕がユノよりも先に あの世へ行ったら
こんな風に
ユノが僕のお墓に花を持って来る日が
やって来るのだろうかと
ふと 考えた

できれば
ユノとずっと一緒にいたい・・・

もうユノのいない生活が考えられなくなっている自分を
奮い立たせるように
これからの人生をユノがしたいようにさせてあげようと
自分に言い聞かせた

ユノは未来ある若者

これからどんどん光の当たる場所へ歩いていってほしい

そんなことを考えながら
帰り道を歩いていたら
突然 ユノが大きな声を出した

『あー 腹減った 
チャンミン 何か食べよう』

「何がいい?」

『カツ丼』

「おー いいね
じゃあ あの店 行く?」

『行くー』

僕たちが以前 偶然入った店で
美味しいカツ丼を食べたことがあった

「よしっ 行こう」

『いえーい 大盛りにしよ』

ユノが明るく笑った





🌷 🌷 🌷 🌷 🌷 🌷 🌷 🌷 🌷 🌷

いつも 【くせ】 を読んでいただき
ありがとうございます♪
ユノが無事に大学に合格したところで
年内の更新は終わりにしたいと思います
のんびりのろのろ更新ですが
来年は少し成長したユノ君とチャンミンのお話を
書いて行きたいと思っています😊
引き続き読んでいただけたら嬉しいです♪
【黒い瞳が邪魔をする】は第一幕が
あと3話で終わるので30日まで更新いたします☺️



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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 27話

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デビュー18周年おめでとう❣️

こんにちは
腐界(海)の住人 Mink です♪

今日は東方神起のデビュー18周年の記念日ですね😍

ユノ チャンミン
おめでとう〜*\(^o^)/*

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今頃はディナーパーティー🍽の真っ最中ですね

いつまでも毎年お祝ができるといいなと思います🥰

なんだかんだ言っても東方神起は歌手だから
本業で頑張ってほしいです❣️



やっぱり東方神起が好きという方
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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 26話

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Y side





俺なりに少し緊張して店に向かった


店の入り口で深呼吸をしたのは
今更ながら 
チャンミナを呼び出したことが怖くなったからだ


一体 俺はどうしたいというのだろう?





別れて2年以上が経ち
新しい人生を歩んでいける算段だった


チャンミナも きっと輝かしい人生を
歩き出しているに違いない


そう思っていた





ただ一つ
予定通りに行かなかったことは
俺の心が変わらないこと


いや
変われないことだけだった





チャンミナ・・・


忘れたことなど一日もなかった


どんなに仕事で忙しくても
遥か遠いアメリカで頑張っているであろう
お前を想った


新しい恋人ができても
お前と一緒にいた あの頃のような
キラキラした毎日は やってこなかった


愛しくてたまらないという相手には
出会えなかったんだ





きっと 罰だ・・・


チャンミナのためと言いながら
一方的に別れを告げた罰なんだと
自分に言い聞かせていたけれど


いざ 偶然とはいえ
チャンミナに再び出会ってしまったことで
思い通りにいかない自分の心の奥底にある気持ちに
はっきりと気づかされてしまった


苦しい・・・





何か
やり残したことがあるよと
声のない言葉で言われているようだった





お酒に飲まれて
やたら絡んでくるチャンミナを目の当たりにし
あれ以上あの店に
いるわけにはいかないと思った


冷静に話ができると思って選んだ店だったけれど
あんなに酔った状態では
話すことはおろか
まともに座っていられるかどうかさえ危ぶまれたからだ





二人で逢うことは避けたかったという思いと
二人だけで逢って
きちんと詫びなければならないという思いが
交錯していた





なのに・・・


チャンミナが それを許さない


こんなに酔って
素直に甘えてくるなんて


想定外で・・・


素面では話せないって
こういうことなのか?





首筋に感じる吐息


額に触れる柔らかい前髪


俺よりも少し小さい手の感触


そのどれもが
今の俺から簡単に理性を奪ってゆく


一旦身体を離したけれど
すぐにまた近づいてくる美しい顔





ダメだよ・・・


キスなんかしちゃ・・・


これ以上 俺を刺激したら
また お前を傷つけるよ?


チャンミナからの突然のキス


どうした?


固まったまま
チャンミナにされるがままになっていた俺


「ヒョン・・・ 好き・・・」


俺の唇で遊びながら
漏れ囁かれる言葉


変わらない甘い声が
こんなにも甘美に俺を誘う


俺も いつの間にかキスに応えていた・・・





舌を入れようとすると
スルリと交わされ唇を離される


「ヒョン・・・」


今度はもっと甘い声で耳を犯しにくる


『あっ・・・』


そんな技 どこで覚えた?


誰に教えられた?


誰に使った?


どす黒い嫉妬の炎がメラメラと燃え上がり
もう我慢の限界だった


耳を舐めまわされ 声まで漏らす俺は
チャンミナに支配されていた





      

年内に第一幕も終わります
第二幕は年明けになります
予定はまた後日お知らせしますね



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Merry Christmas ♪

こんにちは
腐界(海)の住人 Mink です♪



読者の皆さま
Merry Christmas!

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やっぱり この2人 眼福です❤
もどかしい日々が続きますが
いつか元通りの日々が来ることを願って
Merry Christmas !



ユノとチャンミンはクリスマスも仕事ですよね きっと
どんどん働いてください

二人とも最近のビジュアルは神だし
忙しかった頃のスケジュールに
少し近づいている感じがして嬉しい♪

チャンミンも すっかり感覚が戻ったと言うか
お仕事モードな雰囲気が感じられてホッとしています

悔しいけど やっぱり好きだわ💛

ユノの姿も段々露出が増えて
会える機会が予定されていることが凄く嬉しいです

ユノソロアルバムのタイトル 【君は先へ行く】 が
意味深で ちょっと気になりましたけど
完全日本仕様のタイトルだし
中身も期待しちゃいます

明日もカシオペアのファンミがありますね
かじりついての視聴はできるかどうかわかりませんが
You Yube だし無料だし観たいと思っています



皆さまは どんなクリスマス
いえ 年の瀬をおすごしでしょうか?

年末と言えば大掃除
先月 初めて換気扇のお掃除をプロに頼んでみました

何年も放置していたので
気になっていたのです

結果
素晴らしく綺麗になりましたー

来年はお風呂などの水回りを頼もうかしら?
自分でやらんのかい?

私 本当に掃除が苦手なので
有り難かったです(涙)

毎年の教訓ですが
大きな掃除関係は夏から秋に終わらせておくのがいいですね
暖かい方が汚れも落ちやすいですし
身体もラク

来年こそ他のところも片付けて綺麗にしよー
(毎年そう思う)



昨日は仕事だったので
我が家では今日
ささやかなクリスマスパーティーをします

毎年メインはチーズフォンデュ
ケーキもチキンも用意したし
食べ過ぎることがもうわかってるけど
良いのです

食べ過ぎるなんて幸せなことだなぁって
都合よく感謝して過ごそうと思います

冬至も過ぎて
これからは少しずつ日が長くなって行くのですね

年が明けて春に向かって行くって
気持ちも明るくなりそうで好き
梅が咲いて 桜が咲いて・・・
またあっという間に1年が過ぎるんです(笑)
来年も笑っていられるよう願うばかりです

お仕事の方も 
家事や育児や介護で忙しい方も
勉強や遊びで忙しい方も
素敵なクリスマスをお過ごしください



【くせ】は明日更新しますね
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黒い瞳が邪魔をする 第一幕 25話

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C side





ユノヒョンが何をしたいのか
わからなかった


乗れと言われて
無理矢理乗せられたタクシー


一緒に乗り込んだヒョンは 
行先の住所を告げると黙り込んだ





どこ? 


僕の知らないとこ?


これから どうしたいの?


しばらくして
着いた場所は知らないマンションの前


『これで』


お札を差し出し お釣りも受け取らず
僕を抱えて下ろす


酔ってふらつく足元を
ユノヒョンが かばいながら歩き出す


「ヒョン・・・ここはぁ?」


『俺ん家』


「ヒョン・・・何で・・・?」


『そんなに酔っぱらって店で寝られたら
運ぶの大変だろ?』


「大丈夫だよ~?
そんなに酔ってないもん
僕は1人で帰れるよぉ」


まだ呂律の回らない口調で答える


そんな僕を真面目な顔で覗き込んで
無言でエレベーターに乗り込む


オートロック解除は指紋認証なんだ・・・


自分の指をかざしても
この部屋には入れないんだって
変なことを考えてヒョンを見上げる


右手をしっかりと僕の腰に回し
ヒョンの肩に回した僕の左手首を
ヒョンが捕まえる形のまま
ちょっと引きずられるような恰好


そんなに 僕 頼りないかな・・・?


これから どうするの?


水でも飲んで寝かされて
酔いが覚めたら帰されるの?


少しでも長く一緒にいたいよ?


もう会えないだろうから・・・





静まり返ったエレベーターの中


聞こえるのは
上昇していく機械の音だけ





このまま
ずっと僕を支えていてほしい・・・


ユノヒョンにくっついていられる
こんな時間さえも
僕は幸せを感じるんだ


そっと目を閉じて
握られた手首の熱さを堪能する





『こんなに細くなって・・・』


腰に回した手に力が入ると
少しずつ酔いも覚めてきたみたいで
愛しい感触に身体が熱くなる


僕は目を閉じてじっとしていた





ヒョンの部屋は殺風景だけど広かった


一緒に過ごした2年前の部屋とは随分違う


それに散らかってない・・・


整理整頓された部屋


それが どういうことなのか
酔った頭の僕にでも容易に理解できることだった


あの人・・・かな?





ソファーに座らされて
案の定 水が出てくる


『少し酔いを覚ませ
これじゃあ話もできない』


「僕の話はさっきしたでしょう・・・
ねぇ ヒョンの話 聞かせてっていったじゃない
僕 待ってたんだからぁ」


お酒ってホント凄い


まだヒョンに甘えていられそう





隣りに座ったユノヒョンは
僕の飲み終わったグラスを取り上げて
マジマジと視線を合わせてきた


その黒い瞳に見つめられても
今なら平気


懐かしい大好きな黒い瞳を
しっかりと見つめ返した


ああ 少しウルっとくる


やっぱり好きだ・・・


「ヒョン・・・ホントに久しぶりだね・・・
偶然でも会えるなんて思ってなかったんだよ?
だから凄く嬉しい」


ヒョンの首に両腕を回して抱きついた


『ちょっ・・・チャンミナ』


「んん~ヒョンだぁ・・・
大好き ヒョンの匂い」


目を閉じて鼻でユノヒョンの首筋の匂いを嗅ぐ


何も言わないで固まるヒョン


ダメだった?


僕の身体は2~3秒で離された


僕の肩を抑えて 
困ったような顔をするユノヒョン


ヒョン・・・


そんな顔も 僕 大好きなんだ


霞む視界の先にユノヒョンがいる


今 目の前に いる


僕と二人きり





こんなチャンスは2度とないよね


僕からユノヒョンの唇に
自分の唇を近づけていった


柔らかなのに熱い感触は
2年前と全く変わっていなかった


お願い 


拒否しないで・・・





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