赤い華 73
あまりに気持ちよくて
ユノさんの身体の あちこちに手を這わせ
目を閉じて
その弾力とカタチを 手に覚えこませた
肩・・・
俺みたいな なで肩ではないし
厚みがある
二の腕・・・
太くて しっかりとしている
すーっと 手を胸に下ろし
Tシャツの上から胸に手を当てる
おおっ!
想像以上の膨らみと弾力
ゆっくりと撫でまわす
『ちょっ・・・やめろよ』
やめてなんかやらない
俺は今までも こうして女を抱いてきた
『おいっ チャンミン
まずいってば・・・あっ』
「なぜ? 嫌ですか?」
『嫌じゃ・・・ないけど
今はだめだって』
抜けて来たって言ってたし
きっと他のスタッフたちと
まだ部屋に集まっているんだろう・・・
ちょっと意地悪したくなるのは
S な性格の俺の特徴
「仕事仲間が待っているんでしょう?」
『そうだよっ
だから ダーメ
こんなこと しに来たんじゃないから…』
「そうですか・・・
てっきり こんなことをしに来たのかと
勘違いしましたよ?」
暗い部屋の中なら
何とでも言える
俺は容赦なく
ユノさんの胸に置いた手を
動かしづつけた
『だからっ おい
やめろって』
言いながら少し反応してきている
ユノさんを見逃さない
壁際であることをいいことに
ぐいぐいと身体を押し付けて
うるさい口を塞いだ
『ん・・・』
「・・・っん・・・」
少しずつ身体の力が抜けていくユノさんを
どんどん追い詰める
俺を男に溺れさせた張本人
責任取ってもらいますよ・・・
口を離して
すぐに耳に舌を這わすと
『ああっ』
おおきな喘ぎ声
立ってキスしてるだけなのに・・・
「ユノさん 感じやすいんだ・・・」
『お前は どうなんだよ?』
「あまり されたことないから どうだか・・・?」
息の上がったユノさんが愛おしい・・・
『今度は俺がしてやる』
その時
ユノさんのスマホが鳴った
案の定 キムさんから・・・
『ああ 今戻るから・・・』
「探されてるんでしょう?
帰らないと」
『ああ ったく
チャンミン 覚えてろよ?』
「はい 忘れませんよ
いいところだったのに邪魔されたってこと」
『はっ? そっちかよ?
俺は話をしに来たの
邪魔したのはチャンミンだからな』
ちょっと やりすぎたかな?
『また連絡する
多分 明日か明後日に会えると思うから
飯 食おう』
「はい 楽しみにしてます
忘れないでくださいね」
『忘れるわけない』
Tシャツを整え スマホをしまう仕草も
サマになるこの人が
ますます憎らしい
でも そんな人が自分の恋人だと思うと
ちょっと自慢したくなる
「それ どうするんですか?」
『・・・』
ユノさんのユノさんが
ズボンを大きく押しあげて
窮屈そうにしていた
さっきから 気づいていたから
指を指して聞いてみた
『お前のせいだろ?』
「すみません・・・
抜きますか?」
『そんなこと面と向かって言うな』
ふーっと息を吐いて
「お前だって・・・」
ああ 俺も反応しちゃってる
『水をくれ
少ししたら収まるから…』
ちょっと可哀相だったかな? と思いつつ
少しの時間でも
会いにきてくれた気持ちが嬉しくて
「ごめんなさい」
素直に謝った
『チャンミン やっぱお前
魔性の男』
そう言って
ユノさんは部屋に帰って行った
はぁ・・・
また ベッドで一人
ユノさんを思って抜くハメになるとは・・・
ユノさんのは
きっと すごく大きい
考えただけで
緊張が走った
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